小学2年生の彼がチャレンジしたのは『毎日弱視の訓練をして、0.08の右目をの視力を1.2まで回復させること』
毎日、アイパッチと呼ばれる弱視を矯正するための装具をつけ、トレーニングに励みました。アイパッチをつけて見ることは、目が非常に疲れるそうです。しかし、彼は視力を回復させるために、アイパッチをつけ、細かい作業をするというトレーニングに励みます。
疲れて眠くなってしまった時は、外に出て剣道の素振りをし目を覚まして頑張りました。時には、その辛さに、時には泣いてしまうこともあったそう。でも、そのたびに家族が応援してくれました。
彼の本気のチャレンジの結果、視力は0.08から1.0へ！目標まではあと少しでしたが、『たいへんだったけど、くんれんをしたらすごく見えるようになってうれしかったです』彼の報告書からはやりきった達成感があふれていました。
自分が本当に克服したいテーマに向き合いコツコツと努力を続けた姿が評価されました。

中学1年生の彼が挑戦したのは『ピザ窯づくり」！
DIYやものづくりをしている父親の影響で、小さいころからものづくりにとても興味がありました。
彼がチャレンジカップ期間で目標にしたのは「ピザ窯制作」。
父親も、はじめは本気なのか半信半疑だったそう。
しかし彼は、絶対に完成させる、と目を輝かせ楽しそうに取り組みはじめました。
実際に制作を始めてから約2ヶ月。毎週の休みと冬休みをめいっぱい使い、自身の身長よりも大きな立派な「ピザ窯」を見事完成させることができました。
その後は生地から作ったピザを焼き、家族で実食。みんなに笑顔があふれました。
自分が本当に好きなこと、やりたいことに思いっきり挑戦する彼の活動が評価されました。
やりたいこと、やると決めたことに一生懸命にコツコツ取り組む姿は、我々に夢や希望、勇気を与えてくれました。

女子高生徒2人組のチャレンジは、「不登校の子どもたちに希望を持ってもらう」「不登校はダメだ、という風潮を変える」こと。
中学時代に不登校だった経験から「同じようにつらい想いをする人を減らす」ために、チャレンジを始めました。
不登校支援のフリースクールの生徒達を招待したお菓子教室の開催や、不登校の子どもを持つ保護者との座談会企画やフリースクールの訪問などなど。
特筆すべきなのは「母校の中学校への訪問」。中学校の先生も「不登校だった生徒が訪問してくることはほとんどない」と大変驚いたそうです。
活動報告シートは、自身の不登校のつらい記憶・過去を乗り越え、同じ悩みを持つ人達のために行動起こせたことへの充実感にあふれていました。
自分自身と向き合いながらも、周囲の人のために自ら行動し続けた取り組みが評価されました。

高校2年生の彼らのチャレンジは「フィリピンの子どもたちを支援するNGO団体『DAREDEMO HERO』をサポートするべく学校内外で支援活動を実施することでした。
『DAREDEMO HERO』はただ単に「貧困層を支援する」だけでなく、子どもたちを支援し、「その子どもたちが貧困問題を解決する一員になるように教育」するチームです。
ある時は駅前に立ち、ある時はHPを活用し、クリック募金を広め、ある時はtwitterを開設し情報を流す。
そのクラスだけでなく、その輪は学校全体に拡がっていきます。
できることからコツコツと実行していく行動力は、周囲に大きな影響を与えました。
世の中のために踏み出したその姿勢と、様々な工夫を凝らした活動が評価されました。