「パティシエ」になるという自分の夢を実現するために、30種類以上のお菓子のオリジナルレシピ作りにチャレンジした、高校2年生の女の子。 活動を通じて、『お菓子は「自分が美味しければいい」のではなく、「食べる人の好みに合わせたお菓子作りが大切」』ということに気付いた彼女は、人の食べる様子を見ながら、好みに合わせて味の調節をすることで、今まで以上に、多くの人の笑顔を見ることが出来るようになりました。 そんな彼女が一番お菓子を食べてもらいたかったのはお母さん。 そのお母さんが、チャレンジカップ直前に亡くなるという悲しい出来事がおきてしまいます。 「一番喜んでほしい人の、一番見たかった笑顔がなくなりました」 もうお菓子作りをやめてしまおうか、とも考えた彼女ですが、いつもそばにいる姉の励ましに支えられ、将来の夢に向かって活動を続けます。被災地支援のための文化祭でのケーキ販売。そして、目標を上方修正しての50種類のオリジナルレシピの完成。朝はお弁当づくり、昼は学校、夜は家事。お菓子作りができる時間はいつも真夜中でしたが、将来の夢に向かって走り続けた彼女は、チャレンジカップ期間終了後もお菓子屋さんへのインターンにも挑戦し、1歩1歩、その夢の実現に近づいています。

夏に行われたサマーチャレンジカップにもエントリーした中1の女の子4人組のチャレンジャー「乙女部☆」は、夏の活動が不完全燃焼だったため「絶対にチャレンジカップで優勝したい！」とあえて3つのチャレンジに同時並行で取り組みました。勉強、地域の清掃、そして動物保護に挑戦し、NPOとの連携で2匹の犬を救うことができた彼女たちは、活動を支えてくれた周囲の人々への感謝の気持ちが自然とあふれていました。

親友とケンカをして話もしなくなってしまった彼女は、「昨日の自分を超えていけ！」というチャレンジカップのキャッチフレーズをきっかけに、もう一度仲直りをすることに挑戦しました。チャレンジは成功し、再び仲直りして親友に戻った友達も熊本から会場に駆け付け、ベストフレンドさんの「今日は一緒に来てくれてありがとう。たいがぁ～心強かったばい」という声が会場中に響き渡りました。

二つの学習塾にまたがり、総勢29名の中3生が「全員志望校合格」に挑戦！ただ、最初はなんとなく取り組んだチャレンジで、皆の気持ちもバラバラ。チームの雰囲気も最悪の状況からのスタートでしたが、全員で開いた中間報告会を機に、徐々にまとまりを見せ始めた彼ら、彼女らは、全員で志望校合格を達成。 「自分一人じゃ出来ないことも、仲間がいれば出来る」 受験勉強を通じて、チーム全員が様々なことに気づくことができました。

「のえちゃんって暗いね」 あるお友だちからそういわれてしまった小学5年生の女の子は、「明るい人になる」という目標を掲げてチャレンジをスタートしました。1合目、門に立っている先生に挨拶をする。2合目、すれ違った先生に挨拶する。と、10段階の活動設計をした彼女は、その結果を日記につけて振り返り続けました。 「友達ってできるものではなくて、作るものなんだ」そんな気付きを得ながら活動した彼女の発表は、会場の心を動かしました。

新体操部のキャプテンをしている彼女は、勉強においても全科目90点をとることに挑戦。忙しい部活の合間を縫って、独自の勉強法を編み出した彼女は、新体操で全国優勝、テストも全科目90点を達成。「敵は己、自分で決めなければいけない」ということに気付いた彼女。勉強と新体操を高い次元で両立し、「英語の先生になって、新体操部の顧問を母校でする」という夢も明確になった彼女のチャレンジは続きます。

「地域の人たちに感謝されるような高校生になりたい」という想いから、学校近くの公園の清掃活動を行った高校1年生男子5人組。クラスの他の生徒たちにも輪が広がり、一見順調に見えた彼らの活動ですが、5人のメンバーのうちの一人がなかなか参加してくれないことに頭を悩ませていました。「活動の規模が広がったって、あいつが来ないと意味がない。5人でチームなんだ！」 そんな男の友情が、チームを団結させ、見事目標を達成しました。

将来お医者さんになりたいと思っている中3の女の子は、あるお医者さんへのインタビューをきっかけに、ただ単にお医者さんになるのではなく、どんなお医者さんになりたいかを考えるようになりました。そこで今回、ミッションス・テートメントと未来マップ作りに挑戦。医療や健康に携わる人たちへのインタビューや職場体験など、50を超える行動計画を達成した彼女は最後にミッション・ステートメントを宣言し、会場の拍手に包まれました。