小学生ながら、「将来物理学者になる」という鮮明な目標をもつ彼は、目標を達成するために東京大学への入学を決めています。さらに、そのためには東大進学率の高い愛知県の中高一貫校に進学する必要があると考え、「倍率14倍の超難関志望校合格」に挑戦しました。10月に受けた合否判定テストでの合格率が40％だったことに危機感を感じた彼は、学校での勉強以外に平日は2時間25分、休日は10時間40分の勉強が必要と分析。自分の体温の変化から、夜に強いということまで把握した彼は、午前中は暗記系、夜に思考系の勉強をするなど綿密な計画をたてました。そして、自分がどれだけ計画通りに行動できたかを振り返る日記を毎日書き続け、勉強に取り組みました。
「良い習慣から良い結果がうまれる」と先生に教わり、「良い習慣リスト」を作成した彼は、ポジティブな言葉しか使わない、自分を信じるといった習慣を意識し続けたことで、合格率が落ちてしまったときも前向きに勉強に取り組むことができました。
そして、見事超難関校への合格を果たしたのです。
そんな彼をいつも支え続けていたのがお父さん。健康のために激苦野菜ジュースを作ってくれたり、体力作りのために学習塾まで走っていくときに一緒についてきてくれたり。実は彼が物理学者になる目標を立てたのは、そんなお父さんのためでした。「光より早い乗り物が開発できれば、時間を戻すことができる。そうすれば、父に長生きしてもらえる。父には120歳まで生きてもらいます」彼はそう発表を締めくくりました。

小学校4年生の時から毎年チャレンジカップに参加し続けている彼女は、今年、「500時間の勉強」と「文化祭の歌の発表で金賞をとる」という目標を掲げ、6回目のチャレンジカップに参加をしました。将来の夢をかなえるために志望していた学校に合格したあとも「私のチャレンジは志望校に合格することではなく、自分で決めた500時間の勉強をやりきることでした」と語る彼女は勉強をつづけ、見事目標を達成。6回目にして初めて完全達成しました。彼女はそんな6年間をこう振り返ります。「今までチャレンジカップに取り組んできて、未達成ばかりで悔しかった。でも、チャレンジしないとその悔しさも無かったと思うし、その悔しさがあったから、達成するために、目標を立てたり、計画を立てたり出来るようになったと思う」

ダンスショーがやりたい女の子と、ファッションショーがやりたい女の子が、2人でチームを結成して、「自分たちで衣装を作ってファッションショーを開く」ことに挑戦！衣装づくりさえ初めての2人でしたが、材料の調達からダンスの振り付け、ステージとの交渉など、様々な困難を乗り越え、ついに学校の講堂でダンスショーを開催することができました。多くの友人たちや家族が駆けつけてくれ、ダンスショーに達成感を感じた彼女たちは、大きな気付きを得ることになりました。全部自分たちでやってみることで、舞台に立つということは照明や音響、振り付けや衣装など、多くの人たちに支えられていることだと気付いた彼女たちは、自然と感謝の気持ちでいっぱいになっていました。ブロードウェイにあこがれる彼女たちの挑戦はまだ続きます。

「前回の模試で同県内のライバル校に偏差値で負けていた・・・」そのリベンジを果たすため、高校生たちが、クラス全体の偏差値県内1位を目指す！平均偏差値の差はなんと5.7。そのギャップを埋めるためにクラス全員で個人目標をたて、言い訳ができないように教室の壁に貼りだして勉強に臨みます。最初はなかなか勉強への取り組み姿勢が変わりませんでしたが、個人目標だけでなく全員で取り組む内容を決め、課題の提出率の進捗管理なども始めたことで、徐々に勉強しようという雰囲気がクラス中に広まっていきます。「最初はみんなの足を引っ張りたくないという気持ちで勉強していましたが、いつしか、成績を上げたいという気持ちに変わっていきました」そうして臨んだ模試では惜しくも県内1位にはなれませんでしたが、ギャップを1.8まで縮め、数学に関しては1位を取ることができました。そして彼らは「勉強に取り組む姿勢」や「仲間の大切さ」など、大きな気付きも得ることになりました。

ソフトテニスに打ち込む中学1年生の女の子が、素振り1万回と、試合5勝を目指して奮闘する！毎日素振りを行う彼女は、それだけでなく、日記をつけていました。最初は証拠を残すためにつけていた日記でしたが、毎日書き続けるうちに、自分が成長していることが実感できたり、毎日続けられていることで自信を貯めていきました。 他にも、お弁当を毎朝弁当箱に詰めることにもチャレンジしていた彼女ですが、日記にお母さんから「頼りになります」と書かれていたことも大きな自信となり、テニスもお弁当も頑張ることができました。そして、結果、1万9千回を超える素振りを成し遂げた彼女は、試合でも11勝し、見違えるほど大きな成長をとげました。グランプリ決定戦発表後、お母さんからサプライズのお手紙も届き、彼女は満面の笑みを浮かべていました。

戦時中に苦労したおじいちゃんからいつも「食べ物を大切にしなさい」と言われていた男の子が、チャレンジカップのエントリーをきかっけに、クラスの給食の残りをゼロにすることに挑戦！ご飯を食べることが大好きな彼は、まずは、おかわりをし続けることにします。が、すぐに限界が。しかし給食全力少年はあきらめませんでした。よく食べる友達にお願いし、数人で人の3倍は食べ、牛乳を4本飲みました。しかしまたもや限界が。自分たちだけでは無理だと感じた彼は、その後、クラスを巻き込み、食べ物の大切さを伝えてまわりました。その結果、クラスの給食の残りはゼロに。そしてその活動は他のクラスにも波及することになりました。「他人にやってもらうためには、まずは自分が全力で取り組む」彼の姿勢が多くの人たちを動かしたのです。

女子硬式野球部に所属する4人が手話にチャレンジ！最初は自分の名前をすぐに言えるようになった彼女達ですが、次第にチャレンジが上手く進まなくなり、いらだちから4人の関係に溝が入り始めます。野球の練習場までの移動中、40分無言でバスにのる彼女達。さすがに異変に気付いたコーチの呼びかけで、4人は心の内をうちあけました。そうして気持ちを新たにした4人は、再度チャレンジを再開します。チームメイトの保護者に耳の不自由な方がいることに気付いた彼女たちは、「ぜひ、気軽に練習を見に来てもらいたい」と考え、野球部全体で手話に取り組むことになったのです。なんども練習を重ねた彼女たちは、1曲の歌まで歌えるようになり、その保護者の方に披露しました。大変喜んでもらえる結果となった彼女たちは、その活動を通して協力を求めることの大切さや、一致団結すること、感謝の気持ちなど、多くの学びを得ることになりました。

シンクロナイズドスイミングで全国3位以内、勉強も学年3位以内というスポーツと勉強の両立にチャレンジした「しろパン」。グランプリ決定戦当日まで中国・広州に遠征に行っていた彼女は、飛行機を乗り継ぎ、発表時間ギリギリに会場に到着することができました。 8年間続けているシンクロのコーチに「他人に勝つにはまず自分に勝たないといけない」といつも言われている彼女は、練習でクタクタになった時に寝てしまう自分は、「自分に負けている」と気付き、勉強との両立を決意したのでした。過密なスケジュールの中、時間の使い方を工夫することで余裕をもって勉強に取り組んだ彼女は、ついに、シンクロで全国2位、勉強で学年1位という素晴らしい結果を残すことができました。オリンピックを目指す彼女の挑戦は、まだまだ続きます。